あなたのお子さんはゲームばかりして全然勉強しないというようなことはないでしょうか?
我が家の長女はまさにそんな感じです。スーパーのゲームコーナーにあるメダルゲームに夢中で、少しでも時間があれば行きたがります。
こんな気持ちで勉強に向かってくれたら。。。と思いますが、なかなかそうはならないですよね。
そのものズバリの本があったので紹介します。
ゲーム中毒のように勉強にハマる
書名は「子供が勉強にハマる脳の作り方」。著者の篠原菊紀さんは脳研究で有名な方です。
さすが脳の研究者だけあって、脳科学の観点からさまざまな具体的なテクニックを紹介されており、単純なノウハウ集よりも納得できるように書かれています。
帯に書いてある「ゲーム中毒のように勉強にハマる」というのが、実現したら理想的だと感じます。
勉強は楽しい
しかし、テクニックよりも、その大前提として、著者が強調しているのが、親が「勉強は楽しい!」と本気で思えなければ、お子さんの脳を勉強にハメることはできないということです。
これは、読んだ時にビクッとしました。私も子供には「勉強は楽しくやろう」とか「工夫すれば楽しいんだから」などと言って励ましてはいましたが、本気で勉強は楽しいと思っていたかというと、勉強は苦しいけど、自分をごまかして楽しくやろう、というような気持ちがあったと思います。
子供に勉強させる、勉強にハメるテクニックがあればいいなと安易な気持ちで読み始めましたが、親自身の気持ちの改革が必要だと感じました。
考えてみれば、学問を発展させてきた方々は、楽しいという思いが少なからずあったはずです。そうでなければ、人間、長時間同じことを続けることはできないでしょうし、やったとしてもただの作業になって、新しいことを発見していくモチベーションにはならないでしょうから。
ゲームのように
その大前提のうえで、いろいろなやり方が紹介されているのですが、その中で面白かったのが、「報酬」が「報酬」でなくなる場合についてです。
勉強した時に褒めるということを繰り返すことで、勉強にハマっていくということが脳内の「ドーパミン神経系」からも説明がつくのですが、そのうちにそれが当たり前になると、「ほめ効果」がなくなってしまうということです。
そんな風になったら、サイコロでも振って報酬を間引けばいいと言っています。まさにゲームのようですね。
思い当たったのが、子供が習い事の練習の後、頑張ったご褒美にアイスを買ってあげてたんですが、いつの間にかそれが当たり前になって、以前より喜ばなくなっていました。
そこで、硬貨の裏表を当てるゲームをして、2回に1回でも当たれば買ってやるというようにしたら、当たった時には本気で喜んでました。
このやり方が、うまく勉強に応用できるか分かりませんが、なんとか勉強にハメるようにしていきたいと思っています。
これだけでなく、いろいろな方法が紹介されているので、子供が勉強しないと悩んでいる人にはヒントになると思います。
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